骨密度の計測などに用いられる、骨粗鬆症の検査方法を紹介します。危険とされる判断基準についても掲載しています。
骨粗鬆症の検査について、病院・クリニックでどのような方法が行われているかを紹介します。
骨密度の測定法は、以下の方法が一般的です。
DXA(デキサ)法
DXA(デキサ)法とは、骨密度測定する検査で主流な検査方法。2種類のエックス線を当てる測定法です。
全身のほとんどの部位で測定が可能で、正確かつ迅速に測定することができます。骨粗鬆症の診断には大腿骨頸部が良いとされています。検査所用時間は5分から10分程度。
超音波法
超音波を使った骨密度測定法です。骨密度測定では、かかとや脛に超音波を流して骨密度を測定します。
かかとの骨というのは骨密度が最初に落ちやすいことから、初期段階での骨密度測定には適しています。超音波測定法は測定時間も5分程度と手軽に検査を受けられます。
MD(エムディ)法
MD(エムディ)法は、両手の骨と厚さの異なるアルミニウム板をエックス線で同時に撮影します。
その後そのエックス線写真をコンピューターで解析します。骨の濃淡から骨密度を測定します。
レントゲン検査
背骨(胸椎や腰椎)のエックス線写真を撮影し、骨折や変形の有無、骨粗鬆症の有無を調べます。骨粗鬆症と他の疾患との判別をするのに必要な検査です。
身長測定
その人の25歳のときの身長と比較して、どの程度身長が縮んでいるかを調べます。25歳のときより4㎝以上低くなった場合は、それほど低くなっていない人と比べ骨折する危険性が2倍以上高いといわれています。
骨密度がどの程度減ったら危険信号か、それは骨密度がどのくらい減った状態で骨折がおこるかということが基準になります。
若年時(20~44歳)の平均骨量の20%減少までを正常、20~30%で骨量減少、30%以上の減少で骨粗鬆症と診断します。骨粗鬆症になると骨折を起こしやすくなることから、30%以上骨量が減ると危険といえます。
また、1年に1cm 以上身長が縮んだ場合は骨量を測定する必要があると考えられています。骨密度など、不安や気にかかる場合は、専門のクリニックで骨粗鬆症の検査を受けることをおすすめします。
【免責事項】
このサイトは2013年4月時点の調査をもとに制作しております。
本サイトで紹介している保険適用外の治療(骨粗鬆症の治療)は、全額自己負担となります。
症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。
治療の副作用や治療によるリスクはそれぞれ異なります。
治療法によっては、吐き気、胃痛、更年期障害の悪化、顎骨の壊死といった副作用を引き起こすおそれがあります。
不明な点や不安な点は、各クリニックに相談することをおすすめします。